風邪に抗菌薬は効かない。

風邪は一般的に発熱・咳・痰・喉の痛み・鼻水などの鼻や喉のなどの上気道に炎症を起こした状態を指します。

正式には風邪症候群と言います。

風邪症候群の原因は、約9割がウイルスによる感染ということが分かっています。

現在ヒトに病気を起こすウイルスは約400種類とされています。

抗菌薬は、そのウイルスには効果がなく細菌を倒すための薬です。

なので、通常は風邪をひいたら抗菌薬が処方されるはあまりお勧めしません。

繰り返しになりますが、風邪の原因の90%はウイルスで抗菌薬が効かないからです。

また、頻回に抗菌薬を飲んでいると細菌も学習をして抗菌薬が効かなくなります。いわゆる耐性菌となります。

日本は海外に比べこの耐性菌が非常に多いとされます。

また、細菌感染が疑われた場合で処方される抗菌薬にも注意が必要です。

抗菌薬にもいろいろな種類がありますが、メイアクトやバナン、ジスロマックなどの薬は吸収率が悪いため

ほとんど効果がないとされています。

それではどうしたら良いかですが、風邪をひいたら症状に合わせた薬を服用し、

症状が落ち着くまでしっかりと休養をとることが大切です。

(参照Antibiotic prescriptions for Japamese outpatients with acute respiratory tract infections(2013-2015))

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