高血圧について
日本における脳心血管疾患死亡への寄与は高血圧が最も多いため、血圧管理はとても重要です。
日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインによると、高血圧の定義は
『診察室血圧値は140/90mmHg以上、家庭血圧値は135/85mmHg以上』とされています。
しかし、血圧は様々な原因で変動するうえ、医療機関でだけ血圧が高い人もいる (白衣高血圧)。
このため、異常に血圧が高くなければ身体診察・初診時検査を行いつつ少なくとも1−2週間程度家庭血圧の記録を
つけてもらいその値を持って診断・方針を決定していくが望ましい。
血圧についてのポイントは、家庭血圧の測定方法にありますと考えます。
・原則は、上腕式の血圧計を用いる。
・起床後1時間以内 (排尿後・朝食・内服の前)と就寝前 (入浴直後は避ける)。
・足を組まずに椅子に座って1−2分休む。
・可能であれば、2回測定して平均値を記入する。
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高血圧では、詳細な臓器障害をどこまで精査するかが大切である。
臓器障害の精査に関しては、ESC/ ESH 2018 (欧州心臓病学会及び欧州高血圧学会)を参考に行う必要がある。
心臓超音波検査・頚動脈エコー・腎動脈エコーなどがおすすめです。
その他、皮ふ科・内科(呼吸器内科・循環器内科・生活習慣病管理(糖尿病・高血圧・脂質異常症・高尿酸血症)))・アレルギー科・発熱外来・心療内科および精神科 (毎週火曜日午前)・漢方外来・在宅診療・舌下免疫療法・訪問診療 (三島市・沼津市・駿東郡長泉町・裾野市・御殿場市)・健康診断・予防接種・SAS外来・自費診療(AGA・FAGA)など幅広く対応しています。なんでも御相談下さい。皆様に寄り添う医療を目指します。